私の趣味の一つにタウンウォッチングがある。
美しいものを見たり、
季節の変化や流行を先取りするだけではなく、
路地裏とか隠れたところを 見つめていると、
表向きとは違う表情が見えてくることがある。
そんな発見が楽しみで、今日も歩く。


つぶやき:最近、街歩きをしていて感じることがある。最近の再開発事業で誕生する、新しい商業施設が私にスケッチの創作意欲をもたらさないことだ。 皆、画一的でタワーマンションとそれに付随する高級商業施設からなるパターンだ。大都会の中心部や湾岸エリアの経済的に成功した人種が集まる場所なら、 時には非日常を求めて出かけてみようかって気になるが、最近は様相が異なる。大店法の廃止後、ただでさえも苦しい経営を余儀なくされている個人商店主が集まる 古くからの商店街にまで、開発の波が押し寄せている。庶民の生活を守るリーズナブルな店舗が並ぶ商店街が切り捨てられる様は「わが街にはタワマンに住める様な人以外は 不要です、出てってください」とでも言っているようだ。街の活性化をうたい文句に市区町村の地域づくり団体が進めるこれらの開発は明らかに国民を分断し、 格差社会を助長している。
みなとみらい地区の夕景(横浜市)

左から横浜三塔の一つ横浜税関本館庁舎(クイーン)、 横浜ランドマークタワー、大観覧車、パシフィコ横浜、赤レンガ倉庫… 神奈川県警察本部の武骨なビルがなければここからのパノラマは完璧だ!  
2009年8月
臨港パーク「碇のオブジェ」(横浜市)

横浜港を臨む抜群のロケーションが目の前に広がる。 ここが旧三菱重工横浜造船所の跡地で、 それを記念してのオブジェのようだ。
2015年6月
横浜中華街小景(横浜市)

善隣門から見る中華街大通りはまさに「人海人波」。 90年代初頭のC.POPS黒豹楽隊の「無地自容」という曲を思い出す。
2009年5月
どぶ板通り小景(横須賀市)

横須賀市本町の国道16号線と並行した300m程の裏道で、 戦前はどぶ川に鉄板を架けた通りだったようだ。 戦後の猥雑な飲食店は影をひそめ、 スカジャンや海軍グルメを売りにしている。
2017年5月
夏期限定の「猿島海水浴場」(横須賀市)

桟橋に直結した「ボードデッキ」はガーデンテーブルが設置されフリースペースとなっている。 周囲はレンタルショップ、オーシャンズキッチン、売店等が並び、島の中核をなしている。
1998年8月
富士見テラス(東久留米市)

冬晴れの日は西武池袋線東久留米駅西口 にある屋外展望台から、富士山がこのように 姿を見せた。このテラスも老朽化でなくなったらしい。
2011年2月
渋谷スクランブルスクエア

2019年オープンした渋谷の新ランドマーク。 展望、オフィス、共創、商業施設の入った地上47階建ての大規模複合施設です。 銀座線の地上部の屋根を利用して、宮益坂と道玄坂を直結する歩道も予定されていて、 楽しみだ!
2022年6月
新国立競技場(新宿・渋谷)

2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場として使用された。 5年10年経過し、周りの緑が育ち、たてものが苔むす頃にはどんな姿を見せているだろうか? 周囲の景観と調和した日本的なレガシーになっているだろうか?
2019年10月
東京ミッドタウン日比谷

2018年3月29日に開業した複合施設。地下1階から 地上7階は60店のテナントが入る商業施設。 3階部分のアーケード型複合ショップがすごい、 まるでひとつの街のようだ! 昭和レトロな理髪店もある。
2018年5月

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